[7/7 AM10:40]


歩&シン&火澄&カガリ




シ「七夕かー……そういや去年も大騒ぎだったな」
火「もうそんな季節なんやなー」
歩「……思い出したくない」
シ「……悪い」
火「……去年は散々やったしな……」
歩「……新一さんが来てくれたのは良かったけど」
シ「あぁ来たな、あの人も。今年は来るのかなー黒羽さんとかも」
火「来るんとちゃう? 昨日おさげさん何かしとったで」
シ「……またあの人か」
火「よっしゃ出来たで! あとで飾りにいこ」
シ「もう書けたのか? なになに……『おさげさんの人使いの荒さが少しでいいから直りますように』」
歩「えらく切実な願い事だな」
火「じゃぁかしい! 結構マジなんやで俺は!」
シ「ご愁傷さま。せいぜいばれない様に吊るせよ?」
火「むぅ……そういうシンの願いは何なんや?(ひょいっ)」
シ「あっ馬鹿っ返せ!!」
火「いいやないかちょっとくらい……」
歩「……どうしたんだ?」
火「………………うん、すまんかった」
シ「そんな哀れみのこもった目で見るなっ!!(泣)」
歩「……『キラさんに男として見てもらえますように』……お前まだ弟扱いのままだったのか?」
シ「うるさい――っっ!!(涙)」
火「ときに歩の願いは…………(固)」
シ「?どうしたんだ、火澄………(汗)」
歩「…………二人とも、どうしたんだ?」
火「…………歩、これ清隆見たら泣くんやないか?」
歩「知らん」
シ「……………………『兄貴と縁が切れて新一さんと姉妹になれますように』……(汗)」
カ「おーい、邪魔するぞ……って何だこのいやに湿ったような微妙な空気は」
歩「カガリ先輩」
カ「お、歩。良かったいたか。これ今学期の決算書だ」
歩「わざわざ一年の教室まで来たんですか?」
カ「ひよのが中々捕まえられないもんでな。……何だ、短冊かコレ」
シ「うわ、ちょっ!!」
カ「…………お前ら、もう少し夢のあること書けよ。織姫と彦星が可哀相だろ」
火「んじゃねーさんは何て書いたん?」
カ「私か? 私はこれだ。(ぴらっ)」
歩・火・シ「「「……『可愛い可愛い私のキラに張り付く害虫(またの名をアスラン・ザラ)が消え去りますように』……」
カ「どうだ、夢のある願い事だろ?」
火「や、願い事っちゅうか年がら年中叶えようとしてへん?」





■幼い頃に清隆に引き合わされて仲良しな歩と新一。
 これを見た清隆さんは号泣して歩に泣きつきますが、その時新一と一緒にいるため相手にされません。(笑)
 カガリはいつもやってることを書いただけ。
 ちなみに後日ひよのに短冊が見つかり火澄はばっちり制裁されます。(不憫)